【活動記録:2011】第4回「ASLSP/夜会議」(2011年3月20日)

※蜘蛛と箒の前身となるASPSLの活動記録です。

2011年3月11日に起った東日本大震災と福島第一原発事故を受けて、緊急という形でミーティングを企画しました。
20名ほどの美術関係者が集まり、震災当日の経験や、当時のなかで先行きの見えない状況の中でこれからの留意点、福島第一原発に関する情報、震災/原発にたいする報道メディアのあり方、物資の不足などによって引き起こされた人々の行動の変化など、美術に限定されない切迫したなかでの情報共有を目的にして行なわれました。また、震災によるインフラの麻痺を経験し、制作や支持体などの考え方の反省性、世界の中での日本という場所の観られ方の変化、芸術と震災の関係性など芸術の課題や実感に対する意見が率直な言葉で語られていきました。
このミーティングが震災からわずか9日後に行なわれたということを、現在から振り返るとあの震災直後の時間の重みがどれほどのものであったかを考えさせられます。

蜘蛛と箒

蜘蛛と箒(くもとほうき)は、 芸術・文化の批評、教育、製作などを行う研究組織です。

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