蜘蛛と箒企画オンライン特別講座|講師:土屋誠一 2021年7月24日(土)

蜘蛛と箒企画:オンライン特別講座|2021年7月24日(土)
「コモンズ」としての美術、その可能性の探求 クレア・ビショップ『ラディカル・ミュゼオロジー』の批判的検討を手がかりに
講師:土屋誠一


この度、蜘蛛と箒では、美術批評家の土屋誠一さんを講師にお招きしてオンライン特別講座を開催いたします。

【講座内容】
新型コロナウイルス感染症の流行と、それに伴う生活様式の変化に伴い、美術批評ウェブマガジンの『レビューとレポート』(https://note.com/misonikomi_oden)の16号、17号、25号において、「コロナウイルス体制以降における美術・再考」と題した、全3回のエッセイを執筆した。物理的な移動が制限される環境下において、美術作品がある特定の期間中に、ある特定の場所において展開されるという「展覧会」の形式と、今日の現代美術が展開しようとする、展覧会や美術作品の関係性を通じたグローバルな抵抗のネットワークの形成、といった企図が、そもそも成立不可能な根本的矛盾を露わにしてしまったように思われる。

 本講座では、上述したような「現代美術」の今日的「正義」の限界を、クレア・ビショップの『ラディカル・ミュゼオロジー』を手がかりに読み解いていきつつ、美術という営みを、市場原理や、コレクションという「権力」といった囲い込みから脱しつつ、いかに人類における「コモンズ」として構想できるのかを検討することを試みる。その参照項として、昨年刊行され、話題を呼んだ斎藤幸平『新人世の「資本論」』や、柄谷行人の『世界共和国へ』(2006年)以降の著作などを再検討しつつ、議論を進めていきたい。

(※受講にあたって、上述した拙論をあらかじめ読んでおいていただくことを望みます)

コロナウイルス体制以降における美術・再考(1):土屋誠一
https://note.com/misonikomi_oden/n/n574c1fb15936
コロナウイルス体制以降における美術・再考(2):土屋誠一
https://note.com/misonikomi_oden/n/n46d16c0b12f6
コロナウイルス体制以降における美術・再考(3):土屋誠一
https://note.com/misonikomi_oden/n/n0ebc3740c7d2

ラディカル・ミュゼオロジー 単行本 – 2020/5/2
クレア・ビショップ (著), 村田 大輔 (翻訳)

 

【詳細情報】
講座タイトル:「コモンズ」としての美術、その可能性の探求 クレア・ビショップ『ラディカル・ミュゼオロジー』の批判的検討を手がかりに
・講師:土屋誠一
・開催日時:2021年7月24日(土)
・開催時間:19:00-21:00(延長の場合は21:30)
・受講料:1,500円 (振込手数料別)
・使用アプリケーション:ZOOM
・定員:30名※事前予約制 

お申し込み方法:お名前と連絡可能なメールアドレスを明記の上
aslspbank@gmail.comにメールでのお申し込みをお願いします。
支払い方法:銀行振込もしくはPayPalになります。
オンラインで使用するアプリケーション:Zoom
※自動返信メールではありませんので、返信が遅れる場合がございます。

【講師プロフィール】
土屋誠一|Seiichi Tsuchiya
1975年神奈川県生まれ。美術批評家/沖縄県立芸術大学准教授。共著書に『拡張する戦後美術』、『批評 前/後 継承と切断』、『現代アート10講』、『絵画検討会2016』など。

蜘蛛と箒

蜘蛛と箒(くもとほうき)は、 芸術・文化の批評、教育、製作などを行う研究組織です。

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